
院長
湯田 健太郎 Kentaro Yuda
ゆだ けんたろう
きくな湯田眼科
院長
センター北しみずアイクリニック
理事
妙蓮寺眼科
非常勤
光視症 (こうししょう) とは、目の前に実際には存在しない光の点や線、閃光が見える現象です。
このような視覚異常は目に関連する問題が関与している場合もあれば、脳や神経の問題が関与していることもあります。
光視症
光視症の原因となる主な目の病気について
白内障は、目の中の「水晶体」が曇ることで視力がぼやける病気です。
水晶体は目の中で光を集め、物が見えるようにする役割をしていますが、これが曇ると、物がかすんで見えたり、明るい光がまぶしく感じたりします。
進行すると、視力がさらに低下し、日常生活に支障をきたすこともあります。
白内障は手術で治療することができ、手術によって曇った水晶体を取り除き、人工のレンズを入れることで視力を回復できます。
視界の中心にチカチカとした光や模様が数分から30分ほど現れることがあります。
その後、ほとんどの場合は症状が消えますが、数時間後に頭痛が発生することがあります。
主に目の血管のけいれんが原因で、片頭痛の前兆として現れることが多いです。
ストレスや睡眠不足も引き金となりやすいです。
また、まれに脳梗塞や脳腫瘍が原因で閃輝暗点が現れることもあります。
チョコレート、チーズ、ピーナッツなどの豆類、アルコール、コーヒーは閃輝暗点を悪化させることがあります。
食生活を見直すことが予防に役立ちます。
閃輝暗点自体に対する特別な治療法はありませんが、原因となるストレスや睡眠不足を減らし、食生活を改善することが重要です。
片頭痛を伴う場合には、痛み止めなどが処方されることがあります。
通常、閃輝暗点は特に問題を引き起こしません。
しかし、まれに脳の病気が原因となっていることがあるため、症状が繰り返す場合はMRI検査を検討します。
眼精疲労は、長時間のパソコン作業やスマホの使用、読書などで目を酷使することによって引き起こされる症状です。
目が疲れるだけでなく、頭痛や肩こりを伴うこともあります。眼精疲労が続くと、光視症 (目の中でチカチカと光が見える現象) を引き起こすことがあります。
眼精疲労が原因で光視症が現れることがあります。
目を酷使することで、目の筋肉が疲れて焦点を合わせる力が弱くなったり、目が乾燥して網膜や硝子体に影響を与えたりします。
これにより、視界の中に異常な光が見えることがあるのです。
パソコンやスマホを長時間使用した場合は、定期的に目を休ませましょう。
目が乾燥しないように、人工涙液を使ったり、加湿を心掛けたりします。
目の筋肉をほぐすために、簡単な目の体操をすると効果的です。
光視症が頻繁に現れたり、
症状が改善しない場合は、
眼科での受診をお勧めします。
早期に原因を確認し、
適切な対処をすることが重要です。
「硝子体」は目の中にあるゼリー状の組織で、光を感じる「網膜」 (目のフィルムのようなもの) とくっついています。
硝子体は年齢とともに収縮を始め、更年期ごろから少しずつ網膜から離れていきます。
これが「後部硝子体剥離」と呼ばれる現象です。
後部硝子体剥離が起こると、硝子体が網膜を引っ張ることがあります。
この引っ張りによって網膜に異常な信号が送られ、その結果、光が走って見えたり (光視症) 、黒い点や糸のようなものが飛んで見えたり (飛蚊症) することがあります。
これは正常な生理現象ですが、稀に後部硝子体剥離によって網膜に穴が開いたり (網膜裂孔) 、網膜が剥がれたり (網膜剥離) することがあります。
後部硝子体剥離に対する治療は通常必要ありません。
これは、年齢とともに自然に起こる生理現象であり、多くの場合、特別な治療を必要とせず、症状が軽減することが一般的です。
ただし、光視症や飛蚊症の症状が気になる場合や、症状が急激に悪化する場合には、眼科での検査を受けることをお勧めします。稀に網膜に異常が生じている場合があるため、適切な対応が必要となることがあります。
網膜裂孔は、後部硝子体剥離に伴って網膜に穴が開く病気です。
網膜に穴が開くと、その部位で異常な信号が発生し、光が走るように見えることがあります。
さらに、網膜の破片や出血が目の中に広がると、飛蚊症 (黒い点や糸のようなものが視界に浮かぶ) が現れることがあります。
このような症状が現れた場合、網膜に関わる異常が進行している可能性があるため、速やかに眼科での受診が必要です。
アズールは、「急性帯状潜在性網膜外層症」とも呼ばれる病気で、網膜の外側に異常が起こる疾患です。原因は現在のところ不明です。
この病気は、若い女性に発症しやすいことが知られています。
主な症状は、光視症を伴う急激な視力低下です。
一般的な眼科検査では視力の低下以外に特に異常が見られにくいのが特徴です。
しかし、多局所網膜電図や光干渉断層計 (OCT) といった特殊な機械を使用することで、網膜の異常を検出することができます。