こんにちは、横浜のきくな湯田眼科です。
今回もICLについて解説していこうと思います。
目の健康に関する問題は、年齢を重ねるにつれて増える傾向があります。その中でも、白内障と屈折異常はよく知られています。白内障手術とICL（Implantable Collamer Lens）手術は、両方とも目の問題を解決するための手段ですが、それぞれの違いは何でしょうか？ここでは、白内障手術とICL手術の違いについて解説します。
白内障手術とは何ですか？
白内障は、水晶体が濁ってしまう状態であり、視力を低下させる原因の一つです。白内障手術は、濁った水晶体を取り除き、人工のレンズで置き換える手術です。これにより、視力を回復し、白内障による視力の低下を解消します。白内障手術は、高齢者や白内障によって視力が低下している患者によく行われます。
ICLとは何ですか？
ICLは、眼内レンズの一種であり、近視や乱視などの屈折異常を矯正するために使用されます。ICL手術では、柔軟なコラマーレンズを眼内に挿入し、角膜の形状を変えることなく視力を改善します。ICL手術は、角膜形状が安定しているが屈折異常が進行している患者に適しています。
白内障手術とICL手術の違い
- 手術の目的： 白内障手術は、白内障による水晶体の濁りを取り除き、視力を回復することを目的としています。一方、ICL手術は、屈折異常（近視や乱視）を矯正し、視力を改善することを目的としています。
- 対象患者： 白内障手術は、高齢者や白内障によって視力が低下している患者に適しています。一方、ICL手術は、角膜形状が安定しているが屈折異常が進行している患者に適しています。
- 手術の方法： 白内障手術では、濁った水晶体を取り除き、人工レンズで置き換える手術が行われます。ICL手術では、眼内に柔軟なコラマーレンズを挿入し、角膜の形状を変えることなく視力を改善します。
どちらが適しているか？
白内障手術とICL手術は、それぞれ異なる目的を持ち、異なる対象患者に適しています。高齢者や白内障によって視力が低下している場合は、白内障手術が適しています。一方、角膜形状が安定しているが屈折異常が進行している場合は、ICL手術が適しています。
眼科医との十分な相談を行った上で、自身の状態や希望に合った最適な手術を選択することが重要です。
いかがだったでしょうか。
ICLが気になるが高いと感じている方や手術自体にご不安がある方など、まずはお気軽にご相談しに来てください。