こんにちは。横浜のきくな湯田眼科です。
眼瞼下垂手術後にはドライアイや角膜損傷などのリスクがあります。
眼瞼下垂を専門にしている眼科医、もしくは眼科医と連携がとれている形成外科医による手術をお勧めします。
それぞれメリット・デメリットがあるのでそれぞれ解説します。
眼科
メリット:
眼瞼下垂術後の目のトラブルに対応できます。
術後の合併症についてはこちら
眼瞼下垂の原因として重症筋無力症、慢性進行性外眼筋麻痺といった、眼科や神経内科特有な病気で起こることがあります。これらが眼瞼下垂の原因であった場合、眼科や神経内科以外では見逃されることがあります。
デメリット:
全ての眼科医が眼瞼下垂の手術ができるわけではありません。
手術をしない医師は手術に対して消極的です。眼瞼下垂があっても特に指摘しなかったり、手術の希望があっても様子を見るように言われることがあります。
また、眼瞼下垂の手術を行っていても、白内障手術などの片手間に行っていて、専門的に行っていない場合があります。
形成外科
メリット:
形成外科医は皮膚を縫合のスペシャリストです。眼瞼下垂術後のあとも残りにくいことが期待できます。
デメリット:
形成外科を専門的にしているクリニックは少なく、多くは美容外科を専門にしています。
純粋な形成外科医の手術を希望される場合はクリニックではなく病院を受診する必要があります。
また、眼瞼下垂術後の目のトラブルには対応できないことも注意が必要です。
美容外科医
メリット:
形成外科医が美容に特化したのが美容外科医です。メリットは形成外科医と同じです。
デメリット:
昨今は美容外科ブームも相まって、医師になってすぐに美容外科医になる場合があります。
十分な研修なしに手術を行っている場合があります。
そのため、医師によって技術にばらつきがあるので注意が必要です。
また、通常の形成外科と同様に目のトラブルには対応できません。