涙目(流涙症) Epiphora

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涙目とは

涙目とは、自分の意思に関係なく涙があふれ出てきて止まらなくなるような涙の過剰分泌状態のことで、流涙症といいます。

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内視鏡を用いた皮膚を切らない低侵襲な施術

バルーンカテーテルとレーザーを用いた独自の手術法の2つがあります。

鼻の構造

涙目の原因

本来涙は上瞼の外側にある涙腺で作られて、涙の排水口である涙点から鼻涙管を通って鼻に流れていきます。
鼻涙管のどこかが細くなったり詰まったりすることにより、流れなくなった涙が目に溜まり、流涙症が起こります。
結膜弛緩症など結膜の障害により起こることもあります。

涙目の症状

症状が軽い場合は、普段から涙は流れませんが、風に当たるなどのちょっとした刺激で涙が流れ出します。

症状が重い場合は、常に涙が流れ、風に当たればより一層ひどくなり、瞼がかぶれたりします。

流涙症は鬱陶しいだけでなく、角膜表面が不整になるために、視力にも影響して見えにくくなることもあります。

閉塞すると涙が排出されない

涙目の治療方法

緑内障の検査は、眼圧検査・眼底検査・屈折検査・視野検査・OCT(光干渉断層計)検査があります。

初期の段階では自覚症状がなく、早期発見のために検査がとても重要です。
また、進行や治療の効果を確認するために定期的な検査が必要です。

涙道洗浄

涙の排水口である涙点に特殊な細い管を差し込み、生理食塩水を流し込むことで涙道を綺麗に洗う方法です。

涙道の閉塞や狭窄がなければ、流し込んだ生理食塩水は鼻腔を抜けて喉にまで流れます。
閉塞や狭窄があれば、逆流して流れません。

涙道洗浄

シリコンチューブ挿入術

涙道の閉塞が軽症の場合は、シリコンチューブを3か月ほど留置し、閉塞や狭窄部を拡張させる治療をおこないます。
涙道内視鏡を使って、涙道および鼻腔内より閉塞部を確認した後に涙道を拡張するシリコンチューブを入れます。
涙道の構造が保たれている時期では、大半がこの治療で症状が改善します。
シリコンチューブ挿入は、鼻のスプレー麻酔と眼瞼周囲の局所麻酔を使用します。
閉塞が高度でなければ15分ほどで終了し、大きな痛みは伴いません。
閉塞が強い場合には、鼻涙管にバルーンを挿入し涙道を拡張後、シリコンチューブを挿入します。
皮膚を切開することはなく、傷跡が残ることはありません。
シリコンチューブ挿入術

当院では流涙症の症例数が極めて多く
最新の技術で治療をおこなうことができる数少ない施設です。

涙嚢鼻腔吻合術(DCR)

涙道の閉塞が高度になるとシリコンチューブを入れることができずに鼻涙管に穴をあけ直接鼻腔に通ずる道を作る必要があります。

従来は顔面を切開し、涙嚢を取り囲む骨にドリルなどで穴を開け、鼻腔に通ずる新たな道を作る方法がおこなわれてきました。

この方法は、現在でも難治例ではおこなう必要がある方法ですが、通常は全身麻酔下でおこなわれるような、かなり大がかりな手術で、顔面に切開創ができる欠点もあります。

涙嚢鼻腔吻合術(DCR)

当院では皮膚を切開せず、骨に穴を開けることのできる半導体レーザーと、
バルーンによる独自の方法で涙嚢鼻腔吻合術おこなっております。
この方法は患者様への負担は少なく、局所麻酔で手術をおこなうことができます。

シリコンチューブ挿入術・
涙道内視鏡

シリコンチューブ挿入術・
チューブ

シリコン留置位置

涙道レーザー

低被爆CT(コンビームCT)の導入

眼科でCTを導入している施設はほとんどありません。
当院では涙道における検査・診断の有用性から、低被爆CT(コンビームCT)を導入しました。

CT撮影は涙道の評価に対して極めて有用です。
涙道の閉塞部位を確定診断できます。

また、眼窩底骨折、眼窩内腫瘍など眼球奥の病変を検査することができ様々な症例に有用です。

低被爆CT(コンビームCT)

解説医師

湯田 健太郎
きくな湯田眼科
院長 湯田 健太郎

専門

網膜硝子体手術・白内障手術・ICL手術

所属

きくな湯田眼科

院長

センター北しみずアイクリニック

理事

妙蓮寺眼科

非常勤