【眼科医直伝】
ネット購入で失敗しないコンタクト選び&信頼ブランド5選
Before Buying Contact Lenses Online: An Ophthalmologist’s Guide

解説医師

湯田 健太郎

院長

湯田 健太郎 Kentaro Yuda

ゆだ けんたろう

所属

きくな湯田眼科

院長

センター北しみずアイクリニック

理事

妙蓮寺眼科

非常勤

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コンタクトレンズについて

コンタクト

仕組み (どうやって見えるようになるの?)

コンタクトレンズは、角膜 (黒目の表面) に直接のせる小さなレンズです。

光の屈折を調整することで、近視・遠視・乱視・老眼を矯正し、ピントを合わせて見えるようにします。

コンタクト コンタクト

構造 (どんな種類・素材があるの?)

種類

ソフトコンタクトレンズ

水分を多く含み柔らかい素材でできています。
装用感が良く、初めての人にも使いやすいです。
1日使い捨てタイプなどが主流で、衛生的に使用できます。

ハードコンタクトレンズ (RGP)

硬くて形が安定しており、酸素透過性が高いのが特徴です。
乱視の矯正力が高く、長期間の使用に適しています。
慣れるまで少し時間がかかることがあります。

素材

ハイドロゲル

水分を多く含む柔らかい素材。
古くから使われているタイプ。

シリコーンハイドロゲル

現在の主流。酸素透過性が高く、目にやさしいソフトレンズ素材です。

フルオロシリコーンアクリレート

ハードレンズ(RGP)に使われる素材。
非常に高い酸素透過性を持ち、長時間使用に適しています。

コンタクト

表記

PWR / SPH - 度数 (近視・遠視)

「−」は近視、「+」は遠視。

例 : -3.00、+2.00

BC - ベースカーブ (レンズのカーブ)

目の丸みに合ったカーブ。

例 : 8.6㎜ 、8.4㎜

DIA - 直径 (レンズの大きさ)

レンズのサイズ。

例 : 14.0㎜ 、14.2㎜

CYL - 乱視度数 (シリンダー)

乱視用レンズで使用。

例 : -1.25

AXIS - 乱視の軸 (方向)

乱視の角度。

例 : 90° 、180°

ADD - 加入度数 (遠近両用)

老眼補正。

例 : +1.50

DK値 - 酸素透過性

数値が高いほど目に酸素が届きやすい

含水率 - レンズの水分量

高いと柔らかく乾きやすい。

例 : 38% 、58%

UVカット - 紫外線対策機能

目を紫外線から守る機能付きのレンズもあり

着色直径 - カラコン特有の表記

瞳が大きく見える範囲

例 : 13.4㎜

おすすめのコンタクトレンズは?
ハードとソフト、どちらにすべき?

これからコンタクトレンズの使用を検討している方には、ソフトコンタクトレンズをおすすめします。

理由:眼瞼下垂のリスク

ハードコンタクトレンズを長期間使用していると、「眼瞼下垂 (まぶたが下がる病気) 」を発症するリスクがあることが知られています。
眼瞼下垂は一度発症すると自然に治ることはなく、手術が必要になるケースもあります
ソフトコンタクトレンズでも長期間使用により眼瞼下垂のリスクはありますが、ハードレンズと比較するとその頻度は低いと報告されています。1)

引用 1) Not only hard contact lens wear but also soft contact lens wear may be associated with blepharoptosis
Bleyen et al. Can J Ophthalmol. 2011

ソフトレンズの進化

以前は、「ハードレンズの方がドライアイになりにくい」といった利点がありましたが、近年のソフトレンズは素材の改良が進み、装用感や酸素透過性などが大幅に向上しています。
そのため、ハードレンズのメリットは以前ほど大きな差ではなくなってきています。

ハードレンズが必要な場合

ただし、強い乱視円錐角膜など角膜が変形する病気がある場合は、ハードコンタクトレンズでなければ視力矯正ができないことがあります。
このようなケースでは、医師の診察のうえでハードレンズの使用が推奨されます。

コンタクト コンタクト

コンタクトの購入方法 眼科を受診すべき?
処方箋はいらない?

コンタクト コンタクト

コンタクトレンズは、眼科を受診せず、処方箋なしでも通販で簡単に購入できます。

しかし、コンタクトレンズには度数だけでなく、サイズやベースカーブなど、目の形に合わせた細かい調整が必要です。
特に乱視がある方は、自分で乱視の度数や軸 (角度) を正確に判断することはできません。

合っていないコンタクトレンズを使用すると、眼精疲労や角膜を傷つける原因となり、近視の進行を早めてしまうこともあります。

そのため、これからコンタクトレンズの使用を始めようと考えている方は、必ず眼科を受診し、自分に合ったレンズを処方してもらう必要があります。

初回は「トライアルレンズ」を使い、実際に数日~数週間装用して問題がないか確認します。
問題がなければ、そのレンズを継続して使用する形になります。

以上の理由から、コンタクトレンズの使用開始時には、少なくとも2回の眼科受診が必要です。

その後は、ネットでの購入も可能ですが、コンタクトレンズはドライアイやアレルギー、角膜障害の原因となることもあります。

重症化すると細菌感染を引き起こすリスクもあるため、年に1回は定期的に眼科で検診を受けることをおすすめします。

コンタクトレンズは何歳からつけられる?

コンタクトレンズには年齢制限はありませんが、一般的には自分でしっかり管理できる中学生ごろからの使用が推奨されます。

スポーツなどでメガネの使用が難しい場合は、小学生でも使うことがあります。

使用開始のタイミングは、眼科医と相談して決めましょう。

目

コンタクトレンズで近視治療ができる?

近年では、近視の進行を抑える目的のコンタクトレンズ (EDOFレンズやオルソケラトロジー) が登場しています。

特にオルソケラトロジーは、夜間に装用することで角膜の形を変え、日中の視力を改善しながら近視の進行を抑える効果が期待されています。

治療効果や適応については、眼科での診察が必要です。

目

コンタクトレンズの上から使える目薬について

コンタクト

コンタクトレンズを装用したまま目薬を使用する主な理由は、乾き目 (ドライアイ) や異物感、かゆみなどの不快感を軽減するためです。

ドライアイに対する目薬

ドライアイや異物感には、ドライアイ用の点眼薬が効果的です。
以前は、これらの目薬に含まれていたベンザルコニウム (防腐剤) がコンタクトレンズを変色させるリスクがあり、レンズ装用中の使用は避けるべきとされていました。

しかし、現在は防腐剤無添加タイプや、ベンザルコニウムを含まない製品が主流となっており、コンタクトレンズの上から使用できるドライアイ点眼薬が増えています。

かゆみに対する目薬

目のかゆみには、アレルギー性結膜炎の治療薬「アレジオン点眼液」などが有効です。
アレジオン点眼液は、コンタクトレンズ装用中でも使用できるとされています。

カラーコンタクトレンズについて

コンタクト

カラーコンタクトレンズ (カラコン) は、ファッション性が高い一方で、品質や安全性が重要です。
以下は、日本国内で信頼できるメーカーを安全性・品質管理の観点から評価し、まとめたものです。

信頼度が高い主要メーカー (国内承認・医療機器認定)

SEED (シード)

  • 日本の老舗コンタクトレンズメーカー。
    医療機器としての品質基準を厳守し、安全性が高い。
  • 「アイコフレ」「ヒロインメイク ワンデーUV」など、ナチュラル系カラコンを展開。
SEEDのカラーコンタクトレンズはこちら

メニコン (Menicon)

  • 国内トップクラスのコンタクトレンズメーカー。
    眼科でもよく推奨される。
  • 「ReVIA (レヴィア) 」「FRUTTIE (フルッティー) 」など、瞳になじむデザインが人気。
メニコンのカラーコンタクトレンズはこちら

ジョンソン・エンド・ジョンソン (J&J)

  • 世界的な医療メーカー。
    高度管理医療機器として厳格な基準をクリア。
  • 「アキュビュー ディファイン」シリーズは、自然な発色で安全性も高い。
ジョンソン・エンド・ジョンソンのカラーコンタクトレンズはこちら

アルコン (Alcon)

  • 世界的なコンタクトレンズメーカー。
    視力矯正用レンズでも高評価。
  • 「フレッシュルック」シリーズは、ナチュラル系から高発色系まで豊富。
アルコンのカラーコンタクトレンズはこちら

ボシュロム (Bausch+Lomb)

  • 医療機器メーカーとしての実績があり、安全基準をクリアした製品を販売。
  • 「スターリー (STARRY) 」は、紫外線カット機能もあり人気。
ボシュロムのカラーコンタクトレンズはこちら
安全なカラーコンタクトレンズ選びのポイント

カラーコンタクトレンズを選ぶ際には、医療機器としての承認を受けているか確認してください

国内承認のあるレンズには、必ず医療機器承認番号が記載されています。

医療機器承認番号の記載のないものは承認のないレンズであるため、カラーコンタクトレンズによる合併症のリスクがあるため使用しないようにしましょう。

コンタクトレンズをつけたまま寝てもいいの?

基本的には寝る前に必ず外すのが原則です。

ソフトレンズ、特に使い捨てタイプは装用中に涙の量が減ると酸素不足になりやすく、角膜障害や感染症のリスクが高まります

どうしても装用したまま寝る必要がある場合は、「連続装用可能」なレンズを医師の指示のもと使用してください。

コンタクトレンズをつけたまま
お風呂に入っていいの?

おすすめできません。

お風呂のお湯やシャワーにはアカントアメーバなどの微生物が含まれている可能性があり、角膜感染症 (アカントアメーバ角膜炎など) のリスクがあります。

どうしても外せない場合は、水が目に入らないよう注意し、入浴後はすぐにレンズを外すようにしましょう

コンタクトレンズをつけたまま
プールに入っていいの?

原則として禁止です。

プールの水には細菌やアカントアメーバなどの微生物が含まれており、重篤な角膜感染症を引き起こすリスクがあります。

どうしてもコンタクトレンズを装用したまま泳ぐ必要がある場合は、
ワンデータイプの使い捨てレンズ+ゴーグルの併用が必須です。
泳いだ後は、すぐにレンズを外して廃棄してください。

また、度付きのゴーグルも市販されており、これを利用するのがより安全な選択です。

なお、ハードコンタクトレンズは外れやすく紛失のリスクが高いため、プールでの使用は特に避けるべきです

コンタクトレンズで目がごろごろする・
かゆいときはどうすればいい?

コンタクトレンズ使用中にごろごろ感やかゆみがある場合、以下のような原因が考えられます。

主な原因
  • ドライアイ
  • 角膜の小さな傷
  • アレルギー性結膜炎

これらの場合には、以下のような治療や対応が必要です。

対応方法
  • 一時的にコンタクトレンズの使用を中止する
  • ドライアイ用点眼薬やアレルギー性結膜炎の治療薬(抗アレルギー点眼)を使用する。
改善しない・繰り返す場合の対処

症状が改善しない、または何度も繰り返す場合は、次のような原因が考えられます。

  • レンズの洗浄不足やケア方法の不適切さ
  • 現在のコンタクトレンズの材質や種類が目に合っていない

このような場合には、

  • 1日使い捨てタイプのレンズ (ワンデー) への変更
  • より目に優しい材質のレンズに変更する

などの対応が有効です。

それでも改善しない場合

上記の対策でも改善が得られない場合は、コンタクトレンズの使用自体を中止し、

  • 眼鏡の使用に切り替える
  • ICL (眼内コンタクトレンズ) などの近視矯正手術を検討する

といった方法で、コンタクトに頼らない生活スタイルへの転換が必要になることもあります。

コンタクトレンズの合併症について

アレルギー性結膜炎・巨大乳頭結膜炎 (GPC)

タンパク汚れやレンズの長期使用、不十分な洗浄が原因で発症します。
症状としては、かゆみや異物感、まぶたの裏に小さなブツブツが見られます。
抗アレルギー点眼薬の使用や、レンズのケア方法の見直しが必要です。
汚れがつきにくい1dayコンタクトレンズに変更することで改善することがあります。

繰り返し症状が現れる場合は、コンタクトレンズの使用を中止し、眼鏡の使用を検討するか、近視矯正手術の選択肢も考慮する必要があります。

近視矯正手術についてはこちら

薬剤によるアレルギー反応

保存液や洗浄剤の成分に対してアレルギー反応を起こすことがあります。
かゆみ、充血、涙目などがみられる場合は、薬剤を変更し、防腐剤フリーの製品に切り替えることが勧められます。

ドライアイ

エアコンの使用やパソコン作業、長時間のレンズ装用などが原因で、目が乾きやすくなります。
目の乾き、疲れ、ぼやけを感じることがあり、人工涙液の使用や装用時間の見直しが有効です。

角膜上皮障害

コンタクトレンズの長時間装用や乾燥、汚れが原因で、角膜の表面に傷がつくことがあります。
ゴロゴロした異物感やまぶしさ、軽い痛みを感じることがあり、装用を中止して点眼治療を行う必要があります。

角膜新生血管

酸素不足により、角膜に血管が伸びてくる状態です。
自覚症状が少ないこともありますが、進行すると視力に影響を与えるおそれがあります。
酸素透過性の高いレンズに変更したり、装用時間を短縮することが推奨されます。

角膜潰瘍

角膜にできた傷から細菌が感染することで発症します。
強い痛みや充血、視力低下、目やにの増加がみられます。
すぐに眼科を受診し、抗菌薬による治療を受ける必要があります。

コンタクトレンズは医療費控除の対象になる?

医療費控除は、1年間に支払った医療費が一定額を超える場合に、その超過分を所得から控除することができる制度です。これにより、課税所得が減少し、結果的に税金が軽減されます。

医療費控除を受けるには、確定申告が必要です。
通常の給与所得者の場合、年末調整では申告できませんので、1月1日から12月31日までの間に支払った医療費について、翌年の確定申告期間 (通常は2月16日から3月15日) に申告を行う必要があります。

コンタクトレンズは、一般的な近視や乱視、老眼治療などの場合、医療費控除の対象にはなりません

ただし、コンタクトレンズが医療費控除の対象となるのは、視力矯正のために医師の診断や処方に基づいて購入した場合です。たとえば、視力に関する病気 (例:角膜疾患) の治療目的で使用するコンタクトレンズの費用は、医療費控除の対象となることがあります。

コンタクトレンズの種類について

point

使用頻度が最も高い

1日使い捨てコンタクトレンズ

最も清潔で感染リスクが少ないタイプです。
毎日新品に交換するため快適ですが、費用はやや高めです。

2週間・1か月交換コンタクトレンズ

決められた期間内で繰り返し使用します。
毎日の洗浄・消毒が必要で、ケアを怠ると眼障害のリスクがあります。

連続装用コンタクトレンズ

一定期間 (通常1週間程度) つけたまま眠ることができます。
利便性が高い反面、角膜感染症やドライアイなどの合併症に注意が必要です。

ハードコンタクトレンズ (酸素透過性)

耐久性が高く、長期間使用できるため経済的です。
角膜の形状補正に優れる一方、異物感が強く、眼瞼下垂などのリスクが報告されています。

遠近両用コンタクトレンズ

老視 (老眼) に対応したレンズです。
費用は高めで、慣れるまで時間がかかることがあり、見え方に個人差があります。

近視抑制効果あり

EDOFコンタクトレンズ (拡張焦点深度型)

老視に対応しつつ、遠近両用よりも自然で質の高い見え方が得られることがあります。
ただし、手元の見え方はやや劣る場合があります。
近視進行を抑制する効果もあるため、小児に使用されることもあります。

オルソケラトロジーレンズ

夜間に装用し、角膜の形状を矯正することで日中は裸眼で過ごせます。
近視抑制効果があり、特に子どもに使用されることがありますが、角膜障害に注意が必要です。

ソフトコンタクトレンズ
1日使い捨てタイプ (ワンデータイプ)

特徴

毎日新しいレンズに交換する「1日使い捨て型ソフトコンタクトレンズ (1day disposable soft contact lens) 」です。
毎回新品を使用することで、目への負担を最小限に抑えることができます。

メリット

  • 毎日新しいレンズを使うため、清潔で感染リスクが最も低いタイプです。
  • 使用後はそのまま捨てるため、洗浄や保存の手間が不要です。
  • アレルギーやかゆみが出やすい方でも、他のレンズタイプからこのタイプに変更することで症状が軽減されることがあります。

デメリット

  • 他のレンズと比べてコストが最も高くなります。

ソフトコンタクトレンズ
2週間交換タイプ・1カ月交換タイプ

特徴

毎日つけ外しを行い、使用後はレンズを洗浄・保存します。
レンズは2週間または1カ月ごとに新しいものに交換します。

メリット

  • 1日使い捨てタイプと比べて、費用を抑えることができます。

デメリット

  • 洗浄が不十分な場合、レンズに汚れが残り、アレルギー症状や眼のトラブルが起こることがあります。

ソフトコンタクトレンズ
1週間連続装用タイプ、1カ月連続装用タイプ

特徴

コンタクトレンズのつけ外しは必要ありません。
1週間または1カ月ごとに新しいコンタクトレンズに交換します。

メリット

  • 1日使い捨てタイプよりも費用を抑えることができます。
  • つけ外しの手間がないため、コンタクトレンズの管理が簡単です。

デメリット

  • コンタクトレンズに汚れが蓄積する可能性があります。

ソフトコンタクトレンズ
長期使用コンタクトレンズ、コンベンショナルコンタクトレンズ

特徴

毎日のつけ外しを行います。1年ほどで新しいコンタクトレンズに交換します。

メリット

  • 費用を大きく抑えることができます。

デメリット

  • 洗浄が不十分な場合、残った汚れが原因でアレルギー症状が現れることがあります。
  • コンタクトレンズが損傷したり、紛失した場合、余計なコストがかかることがあります。

ハードコンタクトレンズ

特徴

硬い素材でできています。
使い捨てタイプや連続装用タイプはなく、すべて毎日のつけ外しを行います。
2~3年で新しいコンタクトレンズに交換します。

メリット

  • 費用を抑えることができます。
  • 乱視が強い場合も矯正できます。
  • 強い円錐角膜などの場合、ハードコンタクトレンズでしか矯正できないことがあります。

デメリット

  • 長期間使用すると、眼瞼下垂 (まぶたが下がる) を引き起こすことがあります。
  • コンタクトレンズが損傷したり、紛失した場合、余計なコストがかかることがあります。

特殊コンタクトレンズ
遠近両用コンタクトレンズ

特徴

遠くと近くの両方を見ることができます。
ソフトコンタクトレンズには1日使い捨てタイプ (1day) と2週間タイプ (2week) 、またハードコンタクトレンズのタイプもあります。

メリット

  • 老眼の方でも遠近の見え方をサポートするコンタクトレンズです。

デメリット

  • 見え方にやや「クセ」があり、慣れるまで見づらく感じることがあります。
  • また、通常のコンタクトレンズに比べて費用が高くなる傾向があります。

特殊コンタクトレンズ
焦点深度拡張型コンタクトレンズ (EDOFコンタクトレンズ)

特徴

遠くから近くまで、連続的に見ることができます。

メリット

  • 老眼の方に適したコンタクトレンズです。
  • 従来の遠近両用コンタクトレンズよりも、より自然な見え方が得られるとされています。
  • 小児に使用することで、近視の進行を抑制する効果も期待されています。
    この効果はオルソケラトロジーと同程度とされ、感染症などのリスクは比較的少ないとされています。

デメリット

  • 遠近両用コンタクトレンズと比べると、近くの見え方がやや劣る場合があります。
  • 通常のコンタクトレンズに比べて、見え方に違和感を覚える方もいます。
  • 費用は一般的なコンタクトレンズより高額になる傾向があります。

特殊コンタクトレンズ
オルソケラトロジー

特徴

就寝前に特殊なハードコンタクトレンズを装用し、起床時に外します。
睡眠中に角膜 (黒目の表面) の形を矯正し、近視を一時的に改善します。
レンズは通常、2~3年ごとに新しいものに交換します。

メリット

  • 日中は裸眼で過ごせるため、コンタクトレンズを装用する必要がありません。
  • 小児に使用することで、近視の進行を抑える効果が期待できます。

デメリット

  • 感染症などの目の合併症に注意が必要です。
  • 角膜を圧迫するため、慣れるまでは痛みや違和感を感じることがあります。

ソフトコンタクトレンズの洗浄剤

MPS (マルチパーパスソリューション)
洗浄・すすぎ・消毒・保存を1本でできるタイプです。

メリット

1本で完結できる

洗浄・すすぎ・消毒・保存がすべてこの1本で可能。シンプルで使いやすいです。

時間がかからない

過酸化水素タイプと違って中和の待ち時間がなく、すぐ使用可能です (最低4~6時間の消毒は必要) 。

刺激が少ない

中性~弱酸性で、目に優しいタイプが多く、初めての人でも使いやすいです。

コストが比較的安い

過酸化水素系よりも安価な製品が多く、ドラッグストアでも手に入りやすいです。

デメリット

消毒力はやや弱め

強いタンパク汚れや脂質汚れには不十分なことがあり、こすり洗いが必須です。

こすり洗いを省くと効果が落ちる

「こすり洗い不要」と表示されていても、実際はこすった方が清潔さを保てます。

アカントアメーバなどへの効果が不十分な場合がある

水道水でのすすぎ・保存は厳禁。過酸化水素タイプの方が感染リスクを下げる場合もあります。

レンズとの相性がある

稀にレンズ材質と合わない場合があり、違和感や曇りを感じることがあります。

過酸化水素タイプ洗浄液

消毒成分に「過酸化水素 (H2O2) 」を使った洗浄液で、非常に高い殺菌力があります。
使用後は専用ケース内で「中和」する必要があります (そのまま目に入れると危険です) 。

※必ず専用のケース・中和ディスクを使用してください。(他の容器では中和されません)
「完全に中和されたか」を確認してから装用してください。
製品によって中和時間が異なる場合があるため、説明書をご確認ください

メリット

強力な殺菌・消毒力

細菌・真菌・アカントアメーバなど、通常のMPSでは対応しきれない病原体にも効果があるとされます。

タンパク汚れ・脂質汚れにも強い

酵素成分が含まれているタイプもあり、汚れ落ちが良好です。

防腐剤無添加が多い

防腐剤によるアレルギーや刺激が少なく、目が敏感な方やアレルギー体質の方に適しています。

こすり洗い不要タイプが多い

ケース内での化学反応により、物理的なこすり洗いをしなくても良い製品が主流です (ただし、こすった方が清潔) 。

デメリット

中和が必要 (待ち時間が6時間以上)

中和前の過酸化水素は強い刺激性があり、そのまま使用すると激しい痛み・角膜障害のリスクがあります。

取り扱いに注意が必要

誤って目に入れると危険なので、小児や高齢者には不向きな場合があります。

使用手順を間違えるとトラブルに

「中和剤を入れ忘れた」「中和時間が足りなかった」など、使い方を誤ると目に重大なダメージを与えることがあります。

コストがやや高い

MPSと比べて若干高めで、専用ケースや中和剤の交換も定期的に必要です。

持ち運びに不便なことも

中和時間が必要なので、外泊時や外出先では使いづらいことがあります。

ヨード系コンタクトレンズ洗浄剤

有効成分としてポビドンヨードを含み、強い殺菌・消毒作用があります。
中和とすすぎが必要です。

メリット

高い殺菌力

ポビドンヨードは、細菌・真菌・ウイルス・アカントアメーバにも効果があるとされています。

防腐剤アレルギーの代替として有効

MPSに含まれる防腐剤 (PHMBなど) に対してアレルギーがある方には選択肢となります。

角膜障害のリスクが比較的低い

強い酸化力を持つ過酸化水素と比べ、刺激が少ないタイプもあり、目に優しい設計です。

デメリット

着色のリスク

ポビドンヨードの色 (茶色) がレンズやケースに残ることがあり、見た目が気になる人もいます。

ヨードアレルギーのある人には使用不可

ヨードや甲状腺疾患がある方は、使用を避ける必要があります。

独特のにおい

薬品臭 (ヨード臭) が気になるという声もあります。

MPSより流通量が少なく、選択肢が限られる

日本ではあまり多くは出回っていないため、取り扱い薬局や病院が限られることもあります。

価格はやや高めの製品が多い

一般的なMPSよりもコストがかかることがあります。

オルソケラトロジー、ハードコンタクトレンズの洗浄剤

洗浄保存剤 (1液タイプ)

ハードコンタクトレンズ用の洗浄保存剤は、「洗浄」「保存」「すすぎ」のすべてに対応できる多機能タイプのケア用品です。
タンパク質分解酵素を用いたものと、界面活性剤を用いたものがあります。

メリット

  • 1本で洗浄・保存・すすぎができるため、手間が少なくなります。
  • 防腐剤が少なめの製品もあり、目に優しくアレルギーや乾燥を起こしにくいです。
  • 外出先や旅行先でも持ち運びやすく便利です。
  • こすり洗いを併用することで、日常的な汚れはしっかり落とすことができます。

デメリット

  • 専用クリーナーに比べて、頑固な脂質汚れの洗浄力はやや劣ります。
  • タンパク質汚れには、週に1回程度、専用の除去剤を併用する必要があります。
  • 開封後は雑菌が繁殖しやすいため、1~2か月以内の使用が推奨されています。
  • アカントアメーバなどに対する消毒効果は、過酸化水素タイプに比べて弱いとされています。

洗浄剤と保存剤が分かれているタイプ (2液タイプ)

2液タイプの洗浄剤は、「洗浄液」と「保存液」が別々になっているケア用品です。
主に、しっかりと汚れを落としたい方に適しています。
タンパク質分解酵素を用いたものと、界面活性剤を用いたものがあります。

メリット

  • 洗浄力が非常に高く、脂質汚れや化粧品汚れなども落としやすいです。
  • レンズの表面がきれいに保たれ、視界がクリアになりやすいです。
  • タンパク除去成分を含む製品もあり、長期間の使用に向いています
  • コンタクトレンズの寿命を延ばすことが期待できます。

デメリット

  • 毎回「洗浄液」でこすり洗いをした後、「保存液」で保存する必要があり、手間がかかります
  • 2本のボトルを使うため、持ち運びには不便です。
  • 使い間違いに注意が必要です (保存液でこすり洗いしてしまうと、汚れが落ちにくくなります) 。
  • 一部の製品では、防腐剤が強めのこともあり、敏感な方は注意が必要です。

ヨード系洗浄剤

ヨード洗浄剤は、殺菌力の高い「ヨウ素(ヨード)」を成分に含む洗浄剤で、特に感染症の予防や強い除菌が求められる場面で使われます。
一般的には、洗浄力・殺菌力ともに非常に高い薬剤です。
中和とすすぎが必要です。

メリット

  • 非常に強力な殺菌作用があり、感染症の予防に適しています。
  • タンパク・脂質汚れも同時に処理できる製品が多いです。
  • 長期装用のレンズや、ケアを怠りがちな方にも安心感があります。

デメリット

  • 洗浄後に中和処理が必要です。
  • 色やにおいが独特で、気になる方がいるかもしれません。
  • 保存液としては使えない場合が多いため、別途保存液が必要です。
  • 一部の成分に対してアレルギー反応を起こすことがあるため、注意が必要です。