
きくな湯田眼科 院長
センター北しみずアイクリニック 硝子体手術主任医師
湯田 健太郎 Kentaro Yuda
ゆだ けんたろう
きくな湯田眼科
院長
センター北しみずアイクリニック
理事
妙蓮寺眼科
非常勤
網膜硝子体手術・白内障手術・ICL手術
黄斑円孔について
黄斑に穴があく病気です。
視界の中心が見えづらくなります。
正常
黄斑円孔
中心が黒く見えにくい
黄斑円孔の進行に伴い視力が低下し、
手術を行っても回復しにくくなります。
黄斑円孔は高齢者に多く見られます。
黄斑円孔は女性に多い病気です。1)
引用
1) 日眼会誌105巻7号 (2001年7月発行)
https://www.nichigan.or.jp/Portals/0/JJOS_PDF/105_452.pdf
強度近視の方は眼球の形が変形し、黄斑や硝子体に負担がかかります。
目を強くぶつけると、黄斑に穴が開いてしまうことがあります。
白内障手術などの眼科手術後に、黄斑円孔が発生することがあります。
黄斑円孔の約5% は自然に閉鎖することがあります。1)
外傷による黄斑円孔は、10~40% の確率で自然閉鎖することがあります。2)
引用
1) 臨床眼科75巻10号 (2021年10月発行)
https://webview.isho.jp/journal/detail/abs/10.11477/mf.1410214117
2) 臨床眼科74巻13号 (2020年12月発行)
https://webview.isho.jp/journal/detail/abs/10.11477/mf.1410213853
黄斑円孔の約95% は進行し、自然には治りません。
外傷以外の黄斑円孔は自然閉鎖しにくいため、早期の手術が推奨されます。
黄斑円孔によって失明に至ることはほとんどありませんが、
強い近視がある場合、黄斑円孔が原因で網膜剥離を引き起こすことがあります。
網膜剥離は、放置すると失明に至る可能性があるため、早期の治療が重要です。
網膜剥離についてはこちら
黄斑円孔を予防する方法は確立されていません。
また、ストレスと黄斑円孔との間に直接的な関係はないとされています。
さらに、サプリメントや鍼灸、マッサージなどの民間療法には、現時点で効果があると証明されたものはありません。
黄斑円孔
治療法
手術後は一晩、うつ伏せの姿勢で安静にしていただきます。
手術翌日から正面を向くことができます。
ガスは2~3週間程度で吸収されますが、十分に吸収されるまでは仰向けに寝ることはできません。
また、高い場所に行くと空気が膨張するため、1ヶ月間は飛行機に乗ることができません。
うつ伏せの期間は、執刀医の治療方針や病状によって異なることがあります。
黄斑円孔が大きい場合や、近視が極度に強い場合、黄斑円孔が治りにくいことがあります。
治りにくい黄斑円孔の場合、インバーテッド法を行うことで治癒率を高めることができます。
インバーテッド法についてはこちら
黄斑円孔の再発率は約0.4% です。1)
引用
1) 臨床眼科77巻10号 (2023年10月発行)
https://webview.isho.jp/journal/detail/abs/10.11477/mf.1410214928
硝子体手術の合併症として、網膜剥離、感染症、駆逐性出血 (眼球内の強い出血) があります。
これらの合併症は非常にまれですが、重症化することがあります。
名医でも合併症を完全に防ぐことはできません。
合併症のリスクを把握したうえで、手術に臨みましょう。
手術の合併症について詳しくはこちら
すでに白内障手術を受けている方には問題ありませんが、受けていない場合、手術後に白内障が発症することがあります。
そのため、患者様によっては予防的に、白内障手術を同時に行うこともあります。
目の中に空気を入れるため、うつ伏せなどの行動制限があります。
黄斑円孔が発症してから早期に手術を行えば、元に近い視力まで回復することがあります。
しかし、発症から手術までの期間が長かったり、円孔が大きい場合は、黄斑円孔が閉鎖しても視力が元に戻りにくいことがあります。


きくな湯田眼科
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理事
妙蓮寺眼科
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