こんにちは、横浜のきくな湯田眼科です。
近年、白内障手術において「プレミアム眼内レンズ」や「プレミアム多焦点眼内レンズ」という言葉を耳にする患者様も多いのではないでしょうか?
当院に受診される患者様のなかでも「多焦点眼内レンズ」についてのお問合せは増えてきています。
そんな中、言葉が先行してしまい、従来の「単焦点眼内レンズ」との違いを分からないまま、決断してしまった患者様も多いのではないでしょうか?
今回は、単焦点眼内レンズと多焦点眼内レンズの違いについての記事を書きました。
多焦点眼内レンズとは何か、を知りたい方は前回の記事をご覧ください。
◯単焦点眼内レンズ
単焦点眼内レンズは、一つの焦点距離にのみ最適化されたレンズです。
これは、遠くの物を見る、手元の物を見る、あるいはその中間地点のものを見るといった特定の距離に焦点を合わせることができます。
しかし、その両方を同時にカバーすることはできません。
つまり、単焦点レンズを選択し、例えば遠くを見るためのレンズを入れた場合は読書や手仕事などの近距離の作業には眼鏡が必要になる場合があります。
◯多焦点眼内レンズ
一方、多焦点眼内レンズは、複数の焦点距離を提供することで、遠距離、中距離、近距離の視力を同時に補正することができます。
これにより、患者様は眼鏡やコンタクトの装用を減らして日常生活を送ることができるようになります。
多焦点レンズは、特に現代の多様な生活スタイルに合わせて設計されており、スマートフォンやコンピューターの使用といった中距離での視力もサポートします。
患者様のニーズや生活スタイルに合わせて、近方・遠方・中間距離のうち
- 2箇所にピントが合うもの(2焦点)
- 3箇所にピントが合うもの(3焦点)
- ピントが合う範囲が少し拡張したもの(焦点拡張型)
- 近方・遠方・近中・遠中・中間の5箇所にピントが合うもの(5焦点)
など様々な選択をすることが可能になります。
単焦点眼内レンズと多焦点眼内レンズは、それぞれにメリットがあります。
重要なのは、自分の生活スタイル、視力のニーズ、および予算を考慮した上で、医師と相談しながら最適な選択をすることです。
当院では、豊富な実績をもつ医師がカウンセリングから執刀までを責任持っておこないます。
白内障や施術について、お困りのことや気になることがありましたら1度お気軽にご相談ください。