【はじめに】
「風邪薬を飲んだあと、目の奥が痛くなった」「頭痛と吐き気が続く」——
そんな症状が現れたら、それは急性緑内障発作のサインかもしれません。
実は、風邪薬・睡眠薬・アレルギー薬など、身近な薬が原因で急性緑内障を引き起こすことがあります。
放置すると数日で失明につながることもあるため、早期の受診が非常に重要です。
【急性緑内障発作とは?】
緑内障は、眼の中を循環する「房水」という液体の流れが悪くなり、眼圧が上昇することで視神経が障害される病気です。
中でも「急性緑内障発作」は、突然眼圧が急上昇し、激しい痛み・視力低下・吐き気・頭痛を伴います。
発作を放置すると、わずか1〜2日で視神経が損傷し、回復が困難になるケースもあります。
【なぜ薬で発作が起こるの?】
一部の薬には、抗コリン作用という成分が含まれており、これが瞳孔を拡張させることで房水の流れを妨げます。
特に、もともと「房水の出口(隅角)」が狭い方は、薬の影響で発作が起こりやすくなります。
発作を起こす可能性がある代表的な薬には以下のようなものがあります。
- ・風邪薬(総合感冒薬)
- ・睡眠薬
- ・抗アレルギー薬(花粉症薬など)
- ・鎮痛薬・抗不安薬 など
これらはドラッグストアや市販薬にも多く含まれており、自己判断で服用すると危険な場合があります。
【発作が起きたときの症状】
急性緑内障発作が起きると、以下のような症状が突然現れます。
- ・強い目の痛み
- ・頭痛や吐き気
- ・目の充血・かすみ
- ・光の周りに虹のような輪が見える
- ・視力が急に落ちる
症状が出たらすぐに眼科を受診することが必要です。
【なりやすい人の特徴】
- ・遠視が強い方(目の奥が狭く、房水がたまりやすい)
- ・女性で中高年以上の方
- ・家族に緑内障の方がいる場合
- ・小さな目・浅い眼球形状の方
このような特徴がある方は、薬の服用前に一度眼科で検査を受けておくと安心です。
【当院でのサポート】
当院では、緑内障専門の医師が隅角形状・眼圧・視神経の状態を丁寧に検査し、
一人ひとりの目の構造に合わせた治療・予防法をご提案しています。
- ・急性緑内障発作のリスク評価検査を実施
- ・症状や服用中の薬の確認を徹底
- ・発作時にも迅速に対応できる体制を整備
【まとめ】
風邪薬や睡眠薬は、私たちの身近にある一方で、
「目の構造」によっては失明につながるリスクを持っています。
「薬を飲んだあと目が痛い」「視界がぼやける」と感じたら、すぐに眼科を受診してください。
当院では、経験豊富な専門医が正確な診断と予防のための検査を行っています。
気になる症状がある方は、早めにご相談ください。
